[51]江戸崎かぼちゃ栽培に使う堆肥
皆さんは江戸崎かぼちゃをご存知でしょうか?
かぼちゃとしては「えびすかぼちゃ」の種類なのですが、これがホクホクしていてめちゃくちゃうまい。江戸崎かぼちゃはブランド化していて、40年以上の歴史を誇る、茨城県の名産品の一つなのです。おいしいけど価格もちょっと高いのが玉にキズ。
この江戸崎かぼちゃは大変手のかかる作物で、農家さんの気の入れようも半端ではありません。おいしさの秘密は、土づくりの過程でふんだんに使われる堆肥。そして、かぼちゃは最後まで畑で完熟させること。
この江戸崎という町は茨城県にある町です。近くにJRA競走馬の育成を行なう美浦トレーニングセンターがあります。勘の鋭い人はピンときましたか?
そう、江戸崎かぼちゃは、競走馬の馬糞堆肥を使って栽培されているのです。
馬糞とはいっても、競走馬の馬糞。速く走るために餌には特に気を使われています。その馬糞は、普通の馬糞とは違うワケです。
そもそも、馬は草食動物ではありますが、牛より消化器官が短くできています。その短い器官で牛と同じようにセルロースを分解するには腸内の微生物量が牛より多くいるのです。
微生物がたっぷりの馬糞堆肥は土づくりをする場合にも馬力がありそうです。
あなたも競走馬の馬糞堆肥を使ってみませんか?
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