病虫害対策

2024年8月4日 / 最終更新日時 : 2024年8月4日たまごや病虫害対策

[585] [朗報]有機栽培に使える高酸度食酢（Non-GMO）が新発売！

高酸度のお酢、というのがあります。
スーパーで売っている普通のお酢は酸度4.5％くらい。

高酸度のお酢は、酸度10％、あるいは15％ほどあります。
普通のお酢よりも強力に作用します。

高酸度15％醸造酢

食酢は特定農薬として、各種栽培に病害防除、除草剤として使うことができます。

ところが特定農薬であっても、有機栽培に使えるか、というと微妙なんですね。

というのも高酸度食酢の原料となる原料用アルコールがトウモロコシ由来。
トウモロコシは遺伝子組み換え対象作物のため不分別であっても有機栽培には使えないのです。

有機栽培農家様はこれで困ってしまうのですね。
なんとか、有機栽培で使える高酸度のお酢は開発されないものか？

と悶々としていましたら、キューピー醸造から連絡が…

この度、原料用アルコールの仕様を変更して、遺伝子組み換え対象でない作物から作ったアルコールを原料とする高酸度食酢が新発売になったと！

おーこれはすごい！！
待ってました！！

新発売の高酸度食酢は酸度10％のDV-G。
そして酸度15％のHDV-G。

田んぼの雑草（オモダカ）の除草に高酸度醸造酢

高酸度醸造酢を使って有機栽培をする場合は、認証機関の認証が必要になりますが、食酢は農業資材ですので「有機JAS適合資材証明書」はありません。

希望者には原料を明記した製品規格書を発行いたしますので、購入の際にお申し出ください。製品規格書で認証は通ると思います。

なお、高酸度食酢は軽減税率対象の「食品」ですので、食品加工、飲料加工にも使えます。
遺伝子組み換え原料不使用ということで食品加工現場でも安心ですよね。

《ポイント》

・食酢は特定農薬なので作物の病害防除、除草剤として使える
・ただし有機JAS栽培で使うには遺伝子組み換え原料不使用でなければならない
・キューピー醸造から新発売の高酸度食酢はNon-GMO（遺伝子組み換え原料不使用）なので有機栽培に使える

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