[33]もみがらくん炭

もみがらくん炭は、米を収穫したときに出るもみがらを蒸し焼きにして炭状態にしたものです。収穫後の田んぼでよく籾殻(もみがら)を山にして煙突を立て煙を吐いている光景を目にすることがありますが、あれはもみがらくん炭を作っているのです。

できたくん炭はそのまま次の耕作に使うくらい農家にとっては普通に使っているものです。普通に使っているのに、しかし一般の人はなかなか手に入らなかったりします。

くん炭は土壌改良材として使います。土に混ぜることによって土を柔らかくし、根の伸長や発芽を助けます。くん炭の表面は多孔質となっており善玉微生物がそこに棲みつき有機養分を無機化して根に吸収されやすくします。

また、炭の消毒・殺菌作用で連作障害の改善に効果があります。土を再生する能力があるため、古いプランターの土もくん炭を10%ほど混ぜるだけで再生します。

くん炭に限らず炭の性質として、電気を通しやすくする能力がありますが、これも土中の状況を改善させるので、微生物の働きや根の活動を助ける効果が見込めます。またくん炭はややアルカリ性なので酸性土壌のpH調整ができます。

くん炭は牛や鶏のえさに混ぜて使うこともあるくらい安全な資材なので安心して使うことができます。ちなみに飼料として使うと、どうなるのか?

牛に与えた場合は整腸効果により、食欲の増進と牛糞の匂いが減少します。鶏へ使用した場合は産卵率の上昇、卵が割れにくくなるなどの効用が認められています。このように良いこと尽くめの「くん炭」をあなたも使ってみてはいかがでしょう?

もみ殻くん炭「14L袋入り」

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