[544]異常気象対策~《干ばつ》対策資材
全国で大規模な豪雨災害が起こってしまいましたね。(2023年6月2日)
早速、先週のコラムが役に立ちそうです。
酸素供給に留意しましょう。
[543]異常気象対策~《豪雨》対策資材
さて、今回は同じく異常気象対策としてのコラムです
題して~異常気象対策~《干ばつ》対策資材。
豪雨の後は、干ばつに備えましょう。
干ばつとは日照りが続き、雨が降らないこと。
当然水切れを起こし、生長が停まります。
最悪枯れ死にます。
灌漑、農業用水を確保することはもちろんですが、ここでお勧めしたいのが「保水材」です。
土壌自体の水分保有力を増強することで、干ばつ対策とする方法です。
まず、登場するのが土壌用の「界面活性剤」
土壌自体の撥水力をそぎ落として保水効果を持たせるものです。
用土にピートモスを使っていると水を弾いてしまうことがあるので、界面活性剤は必須です。
保水効果のみならず保肥力も増強し、土壌全体を安定させます。
その結果、生育が揃うという効果も期待できる優れものです。
界面活性剤といえば「洗剤」も界面活性剤ですが、洗剤は使っちゃだめですよ。
強すぎて枯れてしまいます。
使うのは農業用の界面活性剤。
お勧めはイリゲイド51です。
◆イリゲイド51(液剤)【500ml】農業生産者用界面活性剤 IrrigAid|土壌改良剤
次に、土壌に混入して保水力を増す資材があります。
高分子吸水ポリマー技術を使った保水剤です。
◆【保水材】ストックソーブ【粗粒:1〜2mm】【1.8kg】緑化用土壌保水材(超吸水ポリマー)
吸水ポリマーは、水分飽和状態のときに吸水し、それを保持。
水分が少なくなって、乾燥してくると、保持していた水分を放出して土壌を潤します。
吸水ポリマーといえば紙おむつ等に使われている吸収材ですが、これは農業用。
紫外線で分解し、土に還ります。
豪雨、干ばつは繰り返します。
備えあれば憂いなし、ですよ。
《ポイント》
・界面活性剤の力を借りて土壌自体の保水力を増す
・吸水ポリマーの力を借りて保水力を増す