[507]カビ菌由来の病害を抑える方法
夏野菜がぐんぐん育ってきています。
一方で気温が上がり、湿度も増えてくるとカビ菌由来の病害が増えてきます。
カビ菌は糸状菌ともいい、代表的な病害としては、うどんこ病、灰色カビ病、ベト病、さび病…等々
#糸状菌といっても有用な糸状菌もあります。
カビ菌は植物のように根があるので、しぶといです。
防除には根気がいることを覚悟しましょう。
カビ菌を抑えるには、農薬を使うのが一般的ですが「農薬は使いたくない」という人も多くいらっしゃると思います。
そんな時に、使える対策です。
【とりあえず緊急の対処法】
・カビ菌を抑える酸性資材を使う。
多く用いられるのは、クエン酸や食酢です。昔ながらの木酢液も有効です。
いずれも酸性素材ですが、酸度を下げることで静菌作用があります。
・放線菌を増やす
放線菌はカビ菌を抑える効果があります。
なので放線菌を増やすことでカビ菌原因の病害予防になります。
放線菌を増やすにはキトサン溶液が有効です。
キトサン溶液を散布すると放線菌がガンガン増えます。
#キトサン溶液は媒体に食酢をを使っているので酸性です。
上記の方法を併用することで、ある程度の被害は減らせるものと思いますが、完璧には防除できませんので、農薬と併用することで減農薬に励んでください
【次作に向けての長期的改善策=土壌改良】
土に力があれば根張りが良くなり、作物自体の抵抗力が高まります。
土壌中の微生物層を改善することでカビ菌が発生しても、それを抑える微生物がいれば病害を防ぐことができます。(=微生物層の健全育成)
・微生物層の改善→トーマスくんで土づくり
トーマスくん+機能性たい肥「海藻源肥」や「アンナプルナ」で土壌づくりをしてみてください。
土に力があれば作物は健全に育ちます。
目に見える改善効果がありますので、ぜひお試しください。
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