[381]バチルス菌液をサッチ分解に使う

バチルス菌は枯草菌ともいい、枯草を好んで付着している菌です。
納豆菌もバチルス菌の仲間ですが、納豆菌はワラに元々付着しているので、蒸した大豆をワラで包むと納豆になる理屈です。

 

その微生物資材ですが、バチルス菌液についても、よく「希釈倍率」を尋ねられます。

農薬は薬害があるので、希釈倍率は守らなければなりませんが、微生物資材は希釈ではなくその面積に必要な量を撒くという考えが大事です。

例えば、バチルス菌液をサッチ分解に使う場合、基本的な考え方としては、

・1平方mあたり原液10ccをまんべんなく撒ける水量で希釈し散布します。
※10平方mあたり原液100cc、100平方mあたり原液1リットル

ここで大事なのは希釈率ではなく、面積当たりの原液量です。
微生物資材はほとんどこの考えでお使いいただくとよろしいです。

効果が薄いようでしたら、原液量を増やします
微生物の活動は気温に影響されますので、気温が低い時は増量します
低温下(約10℃未満)ではバチルス菌の活動が低下し充分な効果が望めません。

また、微生物の活動には湿度も重要です。
土壌に適度な湿気があったほうが分解が速くなります。

微生物は生き物です。対話しながら使いこなしましょう。

※サッチとは?
芝生の刈り草や冬枯れした葉、古い根などが土壌の表装や浅い部分に堆積して層を成したものを「サッチ」と言います。徐々に堆積して病害の温床になったりするので分解して除去する必要があります。

サッチ分解に使える資材

万能トーマス 5kg(微生物配合の機能性堆肥)
バチルス菌液 1L(枯草菌の威力でサッチ分解)
芝用コンディショナー ターフパーフェクト 500ml(海藻エキス、有用微生物群、フミン酸、酵素配合) 

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