[371]秋播き緑肥の一番人気は「ライ麦ハルミドリ」
秋播きの緑肥で一番人気はライ麦です。
それも極早生のハルミドリがダントツの人気です。
寒さに強く極早生種なので、丈夫で速く育ちます。
秋播きで翌春早くに刈り取りが可能なので後作計画に余裕が出ます。
※極早生→成長が速い
ハルミドリは牧草にも使え、また果樹園の下草などに利用する草生栽培にもおすすめです。
また、硬盤破砕効果もあるので水はけの悪い圃場の改善にも役立ちます。
この時期、ちょうどサツマイモの収穫が終わったころですが、来期に向けてハルミドリで土づくりをするといいでしょう。
サツマイモ栽培の場合、来季5月中旬の苗の植え付けに間に合わせる必要があります。
なので10-11月中の早めの播種が必要です。
ライ麦は成長は早いので、植え付け前に鋤きこみは間に合います。
播種量:6~8kg/10a
播きどき:
暖地:10月~11月
中間地:10月~11月
寒地:9月~10月
施肥は不要で栽培はほとんど放置で大丈夫です。
緑肥に関して、栽培方法の質問を多くいただきますが、以下をご参考にしてください。
・緑肥を栽培するに施肥はほとんど不要
・むしろ施肥をしないことで緑肥の生長度合いで土壌診断ができる
・栽培はほとんど放置
・ただし出穂時期には気をくばる
・後作の都合があるときは播種時期を守る
・センチュウ対策、硬盤破砕目的では栽培期間は十分にとる
※出穂すると茎が固くなって鋤きこみが難しくなります。また出穂を放置したままですと種子が散乱して雑草化しますので出穂については中分気配りが必要です。
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