[294]酢を除草剤として撒く
食酢を除草剤の代わりとして撒きたいというご質問がありました。
お酢は確かに除草効果があります。
食料品店で売っているお酢を試しにそのまま雑草に振りまいてみてください。
草によっては3時間ほどで枯れてしまうほどです。
含まれる酢酸によって除草効果があるのですね。
なので、酢を除草剤代わりに撒くというのは「あり」です。
酢を除草剤として使うメリットは以下のようなものがあります。
- 食品なので安全性が高い
- 意外と効果がある
- 残留性がない
- 除草剤専用の器械を使う必要がなく後始末が楽
除草剤は撒くとき、また撒いた後が大変で、防護服、マスク、めがねは必須ですし、終わったら器具の洗浄などが必要です。
その点お酢はそれらの手間が省けます。
デメリットもあります。
- 希釈せずそのまま撒くのでコストがかかる
- 酢のにおいが周辺に立ちこめる
- 除草効果は長続きしない。
ま、これはお酢なので仕方ありません。
食酢には酸度が15%のものがあります。
高酸度の食酢です。
通常の食酢は5%弱、この製品は15%の酢酸濃度がありますので3倍に薄めれば市販の食酢と同じ酸度になります。
除草剤として使うのであれば、市販のお酢を使うよりはコスト的に助かるかもしれません。
ちなみに、この高酸度醸造酢ですが、20倍程度の希釈で撒けば殺菌効果が期待できます。
また、お酢は特定防除資材ですので、非農耕地のみならず農耕地にも使うことができます。
【関連資材】
一般農業園芸用《高酸度-醸造酢(酸度15%)》【業務用】【20L】【食用可】【加工食品用】
一般農業園芸用《高酸度-醸造酢(酸度15%)》【1L】
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