[121]バラの寒肥に海藻源肥

ニコル

写真は「ニコル」

その昔、バラには牛ふん堆肥が良いとされていました。今では、牛糞に代わり馬ふん堆肥が良く使われます。牛ふん堆肥が悪いわけではありません。牛ふんと馬ふんも同じ草食動物糞ですが、馬と牛では体内に含まれる微生物が違うので使い方によって牛ふんが良かったり、馬ふんが良かったりします。

さて、今日ご紹介するのはバラの元肥としてお勧めの海藻源肥です。

海藻源肥は、牛ふんを主体に豚ぷん、オガくず、海藻、カニガラを歴史ある有用な微生物(トーマス菌)で完熟まで発酵した、微量要素補給と共に作物の育つ理想的な土壌環境へ導く高品質の土壌改良資材です。肥料としての成分がありバラの植え付けの元肥のみならず寒肥、追肥いずれにも利用できます。

<理想的な使用方法>

・鉢植えの場合には用土の15~20%の量を目安に混ぜこんでください。
・庭植え栽培中のものであれば、寒肥(1-2月の時期)に1株当り1kgを目安に株周辺に混ぜ込む。これは花芽形成に極めて重要です。
・更に2ヶ月に1回500gを目安に追肥として施すと良いです。
・肥料(窒素、リン酸、加里の3要素)は有機肥料を推奨しますが、トーマス菌により保肥力や肥料効果が高まりますので現行(一般的な量)の50~80%に控えて施してください。

有機肥料の「フィッシュサプリ」の場合、量として坪当たり100g-300gが目安になると思います。バラの本数で言えば、庭植えの場合は1本当り30~100gくらいでしょうか。トーマスくんを使いますと肥料分解に無駄がありませんので、少量の施肥で肥効があります。

バラは「肥料を多く必要」という既成概念から沢山の肥料をやり、かえって病虫害を助長してしまう場合が多く、手軽な化成肥料を主体に施しているとなおさらその傾向です。

肥料も必要ですが、地中の根を大きく張れる環境を作ってやることが長く多くの花を咲かせることに繋がっていきます。土壌内改善、根張り増強にぜひ海藻源肥を使ってみてください。

海藻源肥【15kg】「ETO菌(トーマスくん)と併用する特殊活性肥料(海藻・カニガラ入り堆肥)」 

フィッシュサプリ(5-4-2)【20kg】魚エキス主体のオール有機質ペレット 

 

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