木酢液がここのところ人気です。
木酢液は、炭を作るときに出る「煙」を冷やして採れる液体です。
病虫害予防、生育促進に効くとされ、大昔から使われてきました。
ところが一時期
・発がん性物質が含まれている
・原発事故の放射性物質に汚染されている
ということで、売れなくなってしまいました。
そのため多くの製造業者(炭焼き小屋)が廃業してしまったというのが実情です。
ですが、その効能は捨てたものではなく、現在では安全に製造されているものが流通しております。
木酢液は有機酸(酸っぱい物質)が多く含まれており、そこに有機物であるにんにくを漬け込むことで木酢液とにんにくパワーの相乗効果が望める資材が「にんにく木酢液」です。
にんにく木酢液は上質の広葉樹蒸留木酢液に青森産ニンニクを漬け込んだ製品です。
なぜ効くか?
・にんにくの臭み成分であるアリシンは硫黄性化合物で、抗酸化作用がある。
・アリシンが分解してできるジアリルジスルフィドという成分も抗菌性や薬効がある。
・にんにくは古代より滋養強壮薬として世界中に愛されており、植物自体の成長促進、自助能力の高まりも期待できる。
・にんにく木酢液は木酢液本来の成分にニンニクのエキスを加えた画期的な製品である。
にんにく木酢液を1週間に1回、潅水代わりに使用することで、病虫害が軽減されます。
薬害もありませんので気楽に使える資材です。
◆ご注意
現在(2024年)農薬取締法により、木酢液を農薬の効果をうたって販売することは禁止されています。
木酢液は医薬品でも農薬でもありません。
薬効も認められていません。
栽培環境改善剤としてご使用ください。
《ポイント》
・木酢液は大昔より農業で使われている民間資材
・木酢液に含まれる有機酸は抗酸化作用がある
・にんにくに含まれる成分は抗酸化作用、成長作用がある