[586]有機栽培に使える食酢いろいろ

有機栽培(有機JAS栽培)は国を挙げての推奨事項ですが、使える資材の縛りは結構厳しく、農家さんも疲弊気味です。

使える資材は【有機JAS適合資材】

これは天然のものであることがまずは第一条件で、そのうえで化学処理をしていないことが必須。

私たちが普段口にする食品には、加工食品が多いですよね。
加工食品には日持ちさせるために使うクエン酸やビタミンC。
これらは化学処理をしているので有機栽培には使えないのです。

普段安全に食べている食品なのに、有機栽培には使えない。

なんか変ですよね??

でも、それをここで述べても仕方がないので、先に進みます。

有機栽培に使えるお酢を紹介します。

お酢は特定農薬(特定防除資材)に指定されているので、病害防除目的で作物に使用することができます。
ただし、有機栽培に使えるかというと、それには条件があります。

まず化学処理をしていないこと。
そして原料が遺伝子組み換え原料不使用=Non-GMOであることが必要です。

純粋リンゴ酢

UF純粋玄米黒酢→原料(米、水のみ)
純粋りんご酢→原料(リンゴのみ)
純粋米酢→原料(米、水のみ)
NL大麦黒酢→原料(大麦、水のみ)
芳醇モルトビネガー(大麦黒酢)→(大麦、水のみ)

芳醇モルトビネガー

上記のお酢は化学処理しておらず、原料が遺伝子組み換え対象作物ではないので、これらは有機栽培に使えます=有機JAS適合資材。

このほか前回ご紹介した高酸度のお酢DV-GHDV-Gも遺伝子組み換え原料不使用ですので、有機栽培に使えます。

なお認証機関では原料を確認する都合がありますので、ご購入に際に「製品規格書希望」と備考欄に明記ください。

※製品規格書は関係社外秘となっておりますので、有機栽培の認証機関に提出する場合のみ発行いたします。

《ポイント》

・お酢は基本的に有機栽培に使える
・ただし化学処理をしていないことが必要
・そして原料が遺伝子組み換え対象作物ではないことを確認

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