[584]有機質肥料と化学肥料の使いこなし

有機肥料と化学肥料。

どちらも肥料ですが、その性質を知って使い分けるといいと思います。

住友液肥M441

まず化学肥料。

化学肥料は肥料成分そのものですので、撒いてすぐ効果が見込めます。
速効性があります
窒素リン酸加里が足りないとなったら、結構急を要します。
こんな時は化学肥料を与えましょう。
液体肥料が効果早いです。

そして有機肥料。

有機100%超味源

有機質の肥料は、ナタネ、大豆、サトウキビなど有機質由来の成分がメインに入っています。
これらは撒いてすぐに肥料にはなりません。

土中に撒いて、その土中にいる虫や微生物によって分解され、肥料成分になります
なので、肥効が確認できるまで時間がかかります。即効性はありません。

化学肥料は成分を直接作物に与えるためのものですが、有機肥料はまずは虫や微生物の餌として与える、と考えるとわかりやすいかも。
その後、虫や微生物によって分解され、肥料として働きます。

ここで大事なポイント

有機肥料を与えてそれを肥料成分に変えるには土中に虫や微生物がいなければなりません。
常日頃、有機物を投入しての土づくりがいかに大事かということです。

日頃の土づくりに効果的な資材

海藻源肥…海藻由来のミネラル配合のたい肥です。
万能トーマス…海藻源肥の小分け品です。微生物たっぷり。
アンナプルナ…いわゆるミミズ堆肥。これも微生物たっぷり。
竹の力/竹ピート…竹由来の乳酸菌がたっぷりな有機質資材

これらを常日頃、畑に投入し土づくりをしておくといいでしょう。
有機質肥料がよく働いてくれると思います。

《ポイント》

・化学肥料は即効性があるので急を要するときに使う。
・有機質肥料は、即効性はないが持続して効くし、土を作ってくれる。
・有機質肥料を効果的に使うには、常に有機質を畑に投入しておく。

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