無調整ピートモスの酸度はpH4-5ほどです。
酸性ですね。
※pH目安として、
中性:7
弱酸性:4.5~6.5
酸性:4.5以下
酸性を好むブルーベリーやつつじサツキ類はこのまま植え付ければいいですが、酸性を好まない植物も多いです。
特にピートモスは種まきやポット育苗にも使いたい資材ですので、酸性ではチトと困る。
そんな時、酸性を矯正する方法があります。
方法は簡単。
石灰を混ぜればよろしい。
#石灰はアルカリ性
問題はその石灰の量と種類。
多すぎでもいけないし、少ないと矯正されません。
急ぐ場合は消石灰を使いますが、急がない場合は卵の殻、カキガラ、貝化石など炭酸石灰(炭酸カルシウム)を混ぜると良いです。
入れる量はピートモス1Lに対し消石灰の場合は3gほど。
炭酸石灰の場合は10gくらいです。
炭酸石灰は入れすぎても、酸度に応じて溶解し自然に中和にもって行きますので、量はあまり気にすることはありません。
具体的には…
使う資材、
・北海道産無調整ピートモス短繊維:50L
これに混ぜる石灰は
・「卵の殻」:500g
酸度を調整するついで1割ほどパーライトを混ぜると土壌環境が改善されます。
・真珠岩パーライト:5L
上記混合して、1-2日ほど寝かせます。(石灰の反応待ち)
これで、上質なピートモス主体の調整万能培土の出来上がり!
肥料成分はありませんので、植物に合わせて適宜与えてください。
《ポイント》
・無調整ピートモスは石灰を混ぜることで酸度を矯正できる
・石灰は炭酸石灰が良い
・混合したら少し寝かせる