肥料の三大要素といえば、窒素、リン酸、加里(カリウム)ですね。
窒素:N
リン酸:P(P2O2)
カリウム:K(K2O)
窒素は生長に大きくかかわる肥料で「葉肥え(はごえ)」と言われます。
葉っぱを増やし、大きくする肥料。
リン酸は開花結実を促進したり、発芽や花芽のつきをよくするので「実肥え(みごえ)」と言われます。
カリウムは植物体内を循環し、細胞を丈夫にして病気などに対する抵抗力を高める働きがあり、根の伸長を促すので「根肥え(ねごえ)」と言われます。
特にイモ類の収量増大に欠かせない栄養分がカリウムです。
で、今日はカリウムの話をします。
カリウム肥料としてメジャーなのが、草木灰やパーム焼成灰。
あるいは塩化カリや硫酸カリ。
いずれも、粉末や粒状で根元に元肥や追肥として与えることが多いと思います。
根肥えといわれるくらいだから、根元に施肥するのが一般的、と考えるのでしょう。
ところがです。
カリウムは水に溶けやすく、流亡しやすいんですね。
根元に施用しても吸収される前に流れてしまう…
そこでご提案。
!カリウム肥料は葉面散布しましょう!
なぜか?というと?
カリウム肥料は植物体を自由に移動できる元素です。
葉面、特に生長点付近での散布は、効き目がテキメンです。
葉面から吸収したカリウムは、植物体全体に転流し、植物自体を丈夫にします。
葉を丈夫にし虫食い防止、茎を丈夫にし倒伏防止。
そして、根茎いも類を増大させます。
お勧めのカリウム資材はこれです!
肥大力Kは作物を大きく丈夫にし、収量を増やすためのカリウム肥料です。
葉面散布で吸収されやすいように研究開発された肥料で、特にじゃがいも、玉葱、さつまいもなどの根菜類に驚きの効果を発揮します。
カリウムは多少やりすぎても過剰障害は起こりにくいので多めに施用しても大丈夫。
これからの季節、根菜の栽培が楽しい季節です。
ぜひ肥大力Kを試してください。
《ポイント》
・カリウム肥料は葉面散布が効果的
・カリウム成分は植物全体をくまなく巡り植物体を丈夫にする
・過剰障害はほとんど起こらない