『微粉末資材を噴霧器で散布したら詰まりませんか?』
よくある質問です。
農業資材の中には微粉末資材というのがあります。
例えば
ソフトシリカ – リフレッシュ 微粉末
医王元素200メッシュ
ダーウィンFC100
医王元素200メッシュ微粉末これらは普通の粒状もありながら、あえて微粉末の製品を作っています。
なんのため?
それは葉面散布するためです。
葉面散布するには水に溶かし、噴霧器で散布する必要があります。
そのために細かくし、水和状態にしやすくしているのです。
いくら微粉末にしたとしても、これらは水には溶けません。
#水溶液にはならない。
なので、細かい微粉末にすることで、水中に浮遊させ、均一に撒けるように作っているのですね。
そして噴霧器で撒くときの注意。
微粉末とはいえ微粒子ですので希釈は1000倍以上にします。
それ以下だと詰まります。
また、噴霧器の開口は開き気味にします。
考え方としては、水和剤の農薬散布を噴霧器で行うときと同じです。
農薬の水和剤は細かい粒子です。
水の中で固形物として浮遊しています。
でも詰まることはありません(洗浄は必要ですが)
というのことで、微粒子資材は1000倍以上の希釈することで噴霧器散布可能です。
なお、これは驚くかもしれませんが、微粉末資材はそのまま葉面散布しても構いません。
粉のまま、そのままです。
#ナイアガラホースをつないだ動噴で散布ナイアガラの滝にように粉剤を散布
これも実際効果のある方法です。
《ポイント》
・微粉末資材を撒くときは希釈1000倍以上にする
・噴霧口は開き気味に
・散布後は噴霧器をよく洗浄する