~決め手は「酸素供給」です~
昨今、全国各地で天候不順による集中豪雨が多発し、土砂崩れや河川の氾濫もあったりして災害頻度高まっています。
豪雨が発生すると地面が冠水します。
自然の排水機能が追い付かないと、土壌中も水浸しになってしまいます。
これが作物の生長に悪影響を及ぼしています。
植物は土壌中に根を張りますが、この根を構成する細胞は呼吸をしており、冠水によって土壌中の酸素が欠乏すると根が窒息してしまうのですね。
根が働きませんから、水分のみならず肥料成分も吸収できなくなります。
湛水(たんすい)の解決が長引けば根腐れの懸念もあります。
当然収量にも影響してきます。
そこで登場するのが「酸素供給材」です。
酸素供給材は「持続型」と「速効型」があります。
まず、持続性のある酸素供給材「ネオカルオキソ」です。
《持続型》
◆ネオカルオキソ【10kg】酸素供給剤
ネオカルオキソの主成分は過酸化カルシウム。
水と反応して酸素を約3か月間ゆっくり土壌中に放出します。
作物の根張りを改善し好気性微生物の活動を活発にします。また団粒化を促進し土壌をやわらかくします。
豪雨に逢う前に予防的に定植時にお使いください。
しかし、そんな準備もなく、いきなりの豪雨に見舞われてしまったら?
そんな時は、即効型の酸素供給材を使って救命しましょう。
《即効型》
◆M・O・X(エムオーエックス)【10kg】酸素供給剤
M・O・Xの主成分は過酸化水素。
昔、ケガしたときに使ったオキシドールと同じです。
#今も使うか??
即効性の酸素をM・O・X 約10kgから約200Lを放出します。
土の中に放出するので、土の中を好気性にし土自体をやわらかくします。
根の呼吸を助けますが、酸素供給効果は1日で終わります。
この過酸化水素は1Lサイズもあります。
ご家庭ではこちらが使いやすいです。
《ポイント》
予防には⇒持続型「ネオカルオキソ」を使う
救命には⇒即効性の「M・O・X(エムオーエックス)」を使う
ネオカルオキソとM・O・X(過酸化水素水)。
上手に使い分けましょう。