地球温暖化現象のせいか、海面温度の上昇の影響でしょうか、台風や強風が多くなってきています。
台風や強風は丁度収穫期にあたることが多く、農家さんの心配は尽きません。
そんなとき備えて使う資材が「ケイ酸資材」です。
ケイ酸は、植物の骨格を頑丈にする要素で、しっかりとした根張りを実現することで強風による倒伏を未然に防ぎます。これは欠かせません。
#ケイ酸=珪酸=SiO2
ケイ酸とはつまりシリカ。
シリカは石の成分です。
石の成分なので固くなるのは分かりますが、それが植物に吸収されるの?
いえいえ、もちろんそのままでは吸収されません。
ケイ酸というのはじつは植物にとって非常に吸収しづらい成分なのです。
それはケイ酸自体が他の物質(アルミニウム、鉄など)と結合し、安定した状態になっているから。
そこでケイ酸が吸収されやすい形に変わっている資材を使う必要があります。
つまりアルミニウムなどと結合していないケイ酸単体の不安定な活性状態になっている必要があります。
その「活性ケイ酸」となっている資材がこれです。
◆濃縮 ケイ酸水溶液 S-C【1L】-吸収しやすい活性ケイ酸ゾル水溶液-
この製品に含まれるケイ酸は活性化したケイ酸ゾル状態。
速効性があり、葉面散布、土壌潅注でも効果が高い資材です。
もう一つ、お勧めのケイ酸資材があります。
高純度のケイ酸が含まれている資材で、土壌づくりの際、あるいは定植時に使います。
高価な資材ですが、少量で済みますので、かえって経済的かもです。
上記ケイ酸資材は、予防的に使う資材です。
運悪く、強風暴風被害に逢ってしまった場合は、素早い回復が期待できるアミノ酸資材を使いましょう。
◆有機アミノ酸強化濃縮液(3-1-1)【1L】アミノ酸と有機酸を強化したエキス
この資材は100%有機質由来の有機酸、アミノ酸濃縮液です。
含有する各種アミノ酸は、生育向上、品質向上に期待でき、特に天候不順下の場合に効果が高まります。ダメージの回復に役立ちます。
《ポイント》
強風暴風には事前対策として⇒ケイ酸資材を使う
被害に逢ってしまった事後は⇒アミノ酸資材で回復を狙う