[534]『腸まで届く乳酸菌』有胞子乳酸菌のハナシ
『腸まで届く乳酸菌』
最近、テレビCMとかでよく聞くフレーズです。
本当でしょうか?
通常の「生きている乳酸菌」は腸までは届きません。
胃酸でほぼ死滅し死菌となります。
しかし、その死菌が腸内の滞在乳酸菌のエサになることが分かっています。
死菌ならでは活躍なのですね。
生きている乳酸菌⇒生菌
死んでしまった乳酸菌⇒死菌
※死菌という言葉はイメージがよくないため、メディアではあまり使われませんが、生菌より死菌のほうが活躍の場は広いようです。
食品メーカーやサプリメントメーカーはそのあたり承知していて、乳酸菌100億個配合、などと謳っていますが、これは死菌を使っているのですね。
#生菌100億個とは言っていない
では、生きたまま腸まで届く乳酸菌はないのか?
じつは存在します。
それが『有胞子(性)乳酸菌』
有胞子乳酸菌は菌が胞子状になっていて休眠しているので、胃酸にも負けず、腸に届いたときに目を覚まし、活躍する乳酸菌です。
『腸まで届く乳酸菌』を謳っているのはこの有胞子乳酸菌を使っていると考えられます。
この有胞子乳酸菌は温度や水分で目覚めるとされますので、その性質から農業・酪農(飼料)にも利用されています。
詳細な説明、使用方法はこちらを参照してください。
https://www.tama5ya.jp/product/497
◆ポイント:腸まで届くの意味
生菌⇒胃酸で死滅⇒死菌⇒死菌が腸まで届く⇒潜在菌のエサとなる
死菌⇒胃酸でも影響なし⇒死菌が腸まで届く⇒潜在菌のエサとなる
有胞子乳酸菌⇒胃酸でも影響なし⇒腸で生菌として活躍
◆有胞子性乳酸菌 【1kg】食品用・実験研究用【納期7日】
◆高濃度乳酸菌液【1L】農業、畜産、園芸用|生きた乳酸菌を配合|作物の品質向上に