[531]グルコン酸カリウムとグルコン酸カルシウムのハナシ
~グルコン酸カリウムとグルコン酸カルシウムを肥料として使う!?~
グルコン酸カリウムという物質があります。
グルコン酸とカリウムが結合した物質です。
グルコン酸カリウム⇒英語表記: Potassium Gluconate
同じようにグルコン酸とカルシウムが結合した物質はグルコン酸カルシウム。
グルコン酸カルシウム⇒英語表記: Calcium gluconate
グルコン酸は果実酸ですが、同じ果実酸のクエン酸と比べて、それほど酸っぱくないという性質があり、また食品の味を変えない効果があるため食品添加物として多く使われています。
※酸を加えると「日持ち」するため⇒静菌作用
※食品メーカーとしては日持ちさせたいが味は変えたくない
また、グルコン酸の性質として、他の物質と結合すると体内に吸収しやすくなる作用があることも注目です。
そのため、医薬品やサプリメントにも多く使われています。
例えば、栄養素としてのカルシウム。
カルシウムはなかなか体内吸収が難しいにくい物質ですが、これがグルコン酸と結合してグルコン酸カルシウムになると体内吸収が容易になるのですね。
なので、グルコン酸カルシウムは牛の飼料にも使われているくらいです。
#牛は嗜好性が高く味にうるさい
#グルコン酸は味がまろやか
グルコン酸カルシウムは水溶性で水によく溶けます。
これを農業において葉面散布すると、どういうことになるか?
・水溶性のカルシウムが、葉面より吸収されてカルシウムの補給になります。
・葉面に残ったグルコン酸は、乳酸菌やその他の有用微生物のエサになります。
これはなかなか見逃せない効果です。
同じように、グルコン酸カリウム。
こちらも葉面散布でカリウムの補給になります。
そして残ったグルコン酸は、葉面に滞在する有用微生物のエサになりその微生物を活性化します。
例として、バチルス菌や乳酸菌、光合成菌を葉面散布した後に、グルコン酸カリウム、あるいはグルコン酸カルシウムを散布すると、バチルス菌や乳酸菌の活性化を補助するする効果が得られます。(理論上)
微生物資材の補助としてのグルコン酸。
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