じつは最近の無調整ピートモスは質があまりよくありません。
カナダ産、欧州産とも。
おそらくですが、ウクライナ情勢により採取、製品化、出荷が芳しくないこと。
また、埋蔵量が減ってきているため、以前より質の良くないものが混入していること。
が考えられます
無調整ピートモスは、採取したまんまを袋詰めしているため、ごみや小枝なども混入しています。
一方で調整ピートモスは「加工品」ですので、品質は保持されています。
酸性を好む植物には無調整ピートモスは必須ですが、特に酸性にこだわらない植物には品質が安定している調整ピートモスをお勧めします。
#無調整ピートモス⇒酸性
#調整ピートモス⇒中性
さて、この無調整ピートモスですが、ブルーベリーには欠かせません。
しかし、最近のピートモスはめちゃくちゃ乾燥していたりします。
ピートモスの特質として、一旦乾燥すると撥水してしまい、なかなか吸水してくれません。これはかなり手ごわいです。
そこで、登場するのは親水材です。
お勧めなのが「サイマトEZ(イージー)」と「イリゲイド51」です。
ともにゴルフ場の芝生管理で使われているプロ用製品で、安全性の高い成分を配合し品質、信頼性は確かです。
《サイマトEZ》
主に培養土を作る際に混合して親水性を高める製品で培養土1000Lあたり500mlを混合します。
まずサイマトEZ 500mlを10Lの水によく溶かしてから、培養土1000Lにスプレーしながら十分混合攪拌します。
これで親水性抜群の培養土が出来上がります。
《イリゲイド51》
こちらは土壌に潅水するタイプで、すでに栽培中の作物に利用します。
潅水システムや動力噴霧機等で希釈液を土壌に散布するタイプ。
使用量は5000倍希釈液1000Lを10aの土壌に1か月に1回散布します。(200ml/10a/月)
液肥や農薬などとの混用も可能ですので省力化に役立ち、また定期的に処理を行うことで作物の品質向上に役立ちます。
親水材は土壌の物理特性を改善しますので、プロ農家さん、花卉業者さんは必ず使っている資材です。
それは、品質向上に役立つからにほかなりません!!
◆イリゲイド51(液剤)【500ml】農業生産者用界面活性剤|土壌改良剤
◆サイマトEZ(イージー) 【1L】撥水防止|土壌水分コントロール剤|親水剤