今、この時期、アブラナ科の種播きたけなわです。
特に菜の花は景観植物として人気ナンバーワン。
毎年、売れ筋ナンバーワンでもあります。
ですが、今回おススメするのは「菜の花」ではなく「シロカラシ」。
なぜか?
「菜の花」よりも「薬効」があるからです。
#薬効=土壌病原菌低減効果
薬効というか、その成分は「イソチオシアネート」。
いわゆる「辛み成分」です。
菜の花には辛み成分がありますよね。
それより数段上の辛み成分を持つのがシロカラシ。
※シロカラシ=カラシナともいわれます
ちなみに、シロカラシのタネはマスタードの原料になります。
アブラナ科の植物が持つ「グルコシノレート」と呼ばれる代謝産物が、酵素によって変換されて「イソチオシアネート」が生成されます。
組織が傷つくことで生成されるため、鋤き込み作業でより効果が得られることになります。
グルコシノレート⇒鋤込みによって酵素分解⇒イソチオシアネート
この「イソチオシアネート」を含むシロカラシはその農薬のような効果から「薫蒸作物」ともいわれ、土壌病原菌低減効果が期待できます。
しかも農薬よりも安全に使えることが人気の秘密になっているようです。
効果が確認されているもの…
・ホウレンソウ萎凋病
・テンサイ根腐病
・トマトの青枯病 など
ポイントは鋤き込みをしっかりやることです。
葉が柔らかく、鋤き込み後の分解が早く扱いやすい緑肥「シロカラシ」。
最強の薫蒸作物シロカラシを栽培してみませんか?