前回、菜種油粕、大豆油粕、綿実油粕を取り上げましたが、そのほかにも油かすはあります。
今回取り上げるのはニーム核油粕。
ニームは別名インド栴檀(せんだん)といい、この樹木はインドでは薬用に用いられるほど有名な樹木です。
そのニームの実の核からは油(ニームオイル)が取れますが、この油がアユルベーダにも使われる有用な油。
その油を搾り取った粕を粉にしたものがニーム核油かす(ニームケーキパウダー)です。
ニーム核油粕の肥料成分は 窒素 5-リン酸 1-加里 1 ほどです。
ほぼナタネ油かすと同様の成分です。
ですが、ニーム核油粕のすごいところは、虫よけ(忌避効果)があるところです。
ニーム核油粕を名指しで取得し、それを畑に施用する目的はまさにこの忌避効果なんですね。
その忌避効果ですが、ニームに含まれる有効成分アザディラクチンによるもの。
有効成分「アザディラクチン」は合成殺虫剤のように直接神経毒のように働くものではなく、虫のホルモン系に作用して食欲を減退させるという作用で効果を発揮します。
殺虫効果はありませんが、食欲や脱皮を阻害するので、段々虫がいなくなる、という効果が期待できます。
#短期間に連作する小松菜農家様御用達
肥料効果もあって害虫忌避効果もあるニーム核油粕。
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同時にニームオイルを使うとさらに効果上がります。
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※ニーム核油粕、ニームオイルは農薬ではありません。