秋に播いた麦の出穂が元気旺盛な季節となりました。
早ければ5月には収穫の時期を迎えます。
収穫後の茎は藁として使えますね。
そういえば歌にもよく出てくる「麦わら帽子」の原料となるのがこの麦藁。
改めて「そうなんだ!」と認識いたします。
さて、麦には二条大麦と六条大麦があります。
穂の種子の列が2列になっているものが二条大麦、
穂の種子の列が6列(星形)になっているものが六条大麦です。
二条大麦は列は少ないですがその分一粒が大きいです。
六条大麦は、粒数は多いですが一粒の大きさは二条大麦に及びません。
それぞれの形状の特性によって用途が決まっており、粒の大きい二条大麦は、麦焼酎、ビール、ウイスキーの原料として使われます
六条大麦は、麦茶づくりのほか麦ごはんや粉にして麺づくりに使われます。
二条大麦、六条大麦を収穫するには秋播きする必要ありますが、これらを今(春)に撒くと、夏前までに生長してマルチングや敷き藁代わりに使えます。
「大麦」という呼び名は「大きい麦」という意味ではなく「いろいろ役に立つ」という意味で「大麦」と呼ぶようになった、という説があります。
秋播き、春播き、いろいろお試しください。
【ポイント】
◆二条大麦の特徴
・種子の並びが二列
・粒が大きい
・収穫粒数は少ない
・焼酎、ウイスキー、ビールの原料
・二条大麦|大麦種子|家庭園芸・実験栽培用【100g】
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◆六条大麦の特徴
・種子の並びが六列
・粒は小粒
・収穫粒数は多い
・麦茶、麦ごはん、大麦麺などの原料
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