海岸に流れ着いたマイクロプラスチックを調査したら、肥料に使われているものだった、という報道がありました。
●海岸で見つかった“意外なもの”とは
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210518/k10013037271000.html
これは、どういうこと?
肥料には、省力化を狙って一回の施肥で済むコーティング肥料というのがあります。
肥料成分を合成樹脂で被覆し、その成分が徐々に染み出るようにした肥料を水田で使うことで、中身が空になった被覆樹脂のみが河川に流出、海にたどりついてマイクロプラスチックごみになった、というわけです。
合成樹脂とはいえ紫外線で徐々に分解はするのですが、間違いなく環境汚染。
これは現代社会に反します。
そこで登場するのが同じコーティングでも合成樹脂ではなく、有機樹脂を使って被覆された肥料です。
有機原料を被覆材に使っているので、紫外線や微生物によって速やかに分解し、土に還ります。
例として、ネクスコートプロ(ハイポネックス)
このネクスコートプロは、独自の溶出コーティング技術と配合技術によって肥効が絶妙にコントロールされた配合被覆肥料です。
水やりの度に必要な肥料成分が安定して溶出しますので施肥回数が少なくて済み、省力化に貢献します。
また、特筆すべきはホモジニアス(均質)構造。
市販の配合肥料は、窒素成分の粒、リン酸成分の粒、加里成分の粒、それぞれを配合して成分を確保しているものもありますが、ホモジニアス構造のネクスコートは1粒の中に必要成分がすべて入っているのです。
1粒にすべての成分が入っておりバラツキがない。
つまり、小さい鉢に「1粒」でも必要な肥効が発揮できるということなんですね。
ポット苗を作るときに、生育のバラツキも防げます。
まさに品質管理に厳しいプロ農家、苗生産者向けの肥料です。
肥効は3か月、6か月、9か月とありますので、用途に応じてお使いください。
◆ポイント
・ネクスコートプロは肥料成分が安定して溶け出し、無駄なく利用される。
・残肥も少なく土壌環境に配慮している。
・被覆材は植物性樹脂でできており、土壌中で生分解される。
・つまり環境に配慮している製品である。
◆ネクスコート プロ(14-7-14)コーティング肥料・野菜苗・果樹苗用3ヵ月【25kg】ハイポネックス
※ジャガイモ、草花など比較的生育短期なものに最適。
◆ネクスコート プロ(16-6-10)コーティング肥料・野菜苗・果樹苗用6ヵ月【25kg】ハイポネックス
※ナス、トマト等生育期間が5-6ヵ月くらいのものに最適。
◆ネクスコート プロ(13-5-15)コーティング肥料・野菜苗・果樹苗用9ヵ月【25kg】ハイポネックス
※果樹、ネギ類など生育期間が長いものに最適。