連作障害のことを「忌地-いやち」と言ったりもします。
忌み嫌う地…なんとも先人たちの苦労が見える言葉です。
でも今は連作障害は克服できます。
同じ地で一年に何回も小松菜を収穫する農家さんが良い例です。
さぞ苦労されていると思いますが。
さて、連作障害は、そのほとんどが病虫害です。
病害の土壌菌によるもの。
そして
虫害のほとんどがセンチュウによるものです。
これらを克服すれば連作障害は怖くありません。
[土壌病害菌対策]
病気を引き起こす菌は、その単体では悪さをしません。
通常は、その菌を悪さをする前に、それを抑える菌も同居しているからです。
微生物の世界は、お互いに拮抗して力のバランスを保っているため、病害は起こりません。
ところが連作をすることで微生物層のバランスが崩れ、悪さをする菌を抑える菌が減ってしまうと、爆発的に病害が増えます。
こうなると、抑える菌を補給しても、間に合いません。
病害が蔓延してしまったら、農薬で抑えましょう。
こういった病害を防ぐには、定植前に微生物層を整える資材を投入します。
・トーマスくん…60種類のもの微生物群が、土壌を整えます。定植2週間前に施用します。
・海藻源肥…トーマス菌を使用した、海藻ミネラルたっぷりの機能性堆肥です。
・ダイコーアンナプルナペレット…こちらも機能的な堆肥。微生物豊富です。海藻源肥、アンナプルナは定植前の土壌づくりに使用します。
[地上部病害菌対策]
・キトサン溶液…定植後葉面散布することで栽培環境の放線菌を増やし、悪玉カビ菌の抑制に効果あります。栽培中適宜散布します。土壌改良効果も高いです。
[センチュウ対策]
・エムエムプラス…話題のセンチュウ捕食菌を含有した珪酸資材です。高価ですがそれだけのことはあります。定植時、植穴施用が効果的。
以上、お試しください。