アンナプルナはインド産の機能性堆肥。
6種の有効菌の働きで土壌改良効果が高く、人気の資材です。
成分を見てみると…?
窒素:1.0%
リン酸:1.0%
カリ:1.0%
少ないですね。
でも堆肥はだいたいこんなもんです。
堆肥のような天然物の場合は、肥料成分が低く、また計測ごとに数値が変わってしまうので、肥料ではなく「特殊肥料」登録になってます。
原料を見てみると…?
ニーム、ヤシ、カランジャ、トウゴマ、ミミズ堆肥
となっています。
この中でミミズ堆肥というのが「曲者」です。いや「いい意味で!」
ミミズ堆肥というのは有機物の堆肥化の過程でミミズを使って処理した堆肥をいいます。
ミミズは生ゴミ、枯葉など有機物を食し、大量の糞を出しますが、その糞にはリン酸やカリウム、カルシウム、ビタミン類が含まれており、作物の成長に関わる栄養素が多く含まれています。しかも、その後に活躍する土壌微生物にとって吸収しやすい形で排出されるのです。
ここらは、普通の堆肥と異なる「曲者」たるゆえんです。
ミミズのいる畑にはよいものができるというのは昔からいわれていることですがミミズこそ、畑の陰の功労者といえることができるでしょう。
そしてミミズ堆肥と連携する含まれる微生物群。
養分吸収促進→バチルス・メガテリウム菌、アゾトバクター菌、アゾスピラム菌
固着リン酸改善→フラテウリア菌
拮抗作用→シュードモナス菌、トリコデルマ菌
いずれの微生物も善玉菌として連携して働き、窒素固定化、リン酸水溶化、土壌の肥料バランスを整え、保水性、通水性、通気性を向上させます。
土壌肥沃度を増し、収穫量の増大につながるミミズ堆肥「アンナプルナ」を次作に使ってみてはいかがでしょう?
なお、アンナプルナは天然物由来の特殊肥料ですので、前述のように肥料成分は少ないため、定植の際には通常の肥料を必要分元肥として追加してください。
アンナプルナは通常の粉体のほかペレットタイプが新発売となりました。
ペレットタイプは機械撒きもできるので、農家さんには便利かも、です。
◆アンナプルナ-粉体 [有効菌アゾトバクター、トリコデルマ菌、バチルス菌群配合]バイオ有機肥料【15kg】【有機JAS適合資材】
◆アンナプルナペレット【12kg】微生物入り土壌改良材【有機JAS適合資材】