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[469]連作障害対策(生理障害~微量要素の補給)

限られた農地で毎年同じものを連続して作っていると、段々生育が悪くなってきます。これを連作障害といいます。

今日はその連作障害のうちの一つ生理障害について述べます。

作物は土壌から必要な養分を搾取します。
作物がそのまま枯れれば養分はまた土壌に還りますが、収穫してしまうと、土壌に養分が還元されません。
つまり農業とは土壌から毎回養分を思いっきり奪っている所業です。

そこで養分を補う肥料が必要になるのですが、毎回同じ肥料を使ってませんか?

窒素・りん酸・加里は補いますが、忘れがちなのは微量要素ですよ。

微量要素8

【主な微量要素】

苦土、マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン、カルシウム、硫黄など

微量要素は「たくさんは要らない」けれど、「少しは必要な成分」。
なので「微量要素」
無くてはならない成分なのです

微量要素が欠乏すると、病気ではない「生理障害」が起きます。

マンガン欠乏⇒葉脈間黄化(クロロシス)
ホウ素欠乏⇒細胞壁の生成に支障をきたし成長停止、コルク化
鉄欠乏⇒葉緑素の生成ができず生長阻害
モリブデン欠乏⇒アブラナ科野菜の葉の奇形や萎縮
銅欠乏⇒光合成能力低下

などなど

微量要素は自然の状態ではなかなか補給されにくいので、人為的に補給する必要があります。←【重要】

おススメなのは、アミノール科学の『微量要素8』です。
すぐ効く水溶性の微量要素成分がほぼ網羅されている製品です。
これを定期的に散布するだけで、微量要素補給は完璧です。

通常の肥料を撒いたら、この微量要素8を追加で撒いてください。
#『微量要素8』だけでは通常の肥料成分が足りませんので。

なお、この微量要素8、アマゾンのレビューで「水に溶けると書いてあったのに、なかなか溶けない」という怒っているコメントがありましたが、粒から溶けだすのは水溶性の成分で、粒自体は粘土なので溶けませんよ。上澄み液を使えと、ちゃんと書いてある(笑)

完全には溶けません!

以下のお勧めの資材を紹介します。
いろいろお試しください

植物の栄養障害に『微量要素8』【1kg】(必須微量要素を配合した水溶性の顆粒総合栄養剤)
ウィンウィン(WIN-WIN)【1kg】山海のミネラル77種配合農業用熟成ミネラル塩
微量要素豊富な土壌づくりには医王元素粉体0-2mm【2kg】水溶性ミネラルを速効・持続して補給
完全に水に溶ける「OATハウス5号」 養液栽培用(6-0-9)微量要素入り肥料【1kg】

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