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[468]連作障害対策(病害編~微生物資材の活用)

限られた農地で毎年同じものを連続して作っていると、段々生育が悪くなっってきます。これを連作障害といいます。

連作障害の原因には色々あります。

  1. 特定の作物を連作するためそれを好む虫や病原菌が繁殖してしまう
  2. 根からの悪玉代謝物が同じ作物を連作することによって蓄積してしまう
  3. 土壌の養分が不均衡になり、必要な要素が足りなくなってしまう

前回は1.の虫害について述べましたので、今回は病害を取り上げます。
病害については2.も関係してきます。

【病害について】

最初は調子よく育っていたのに、段々病気が出始めて育たなくなり収量が減ることがあります。

病害が頻繁に発生してしまうのは、連作によって微生物層が乱れ、病害となる細菌のみが蔓延していることに起因します。
また植物の代謝物が微生物に利用されず、蓄積してしまい悪さをすることも原因です。

微生物の世界というのは、いろいろな微生物が集まって拮抗して、状態が安定します。
連作すると病害が発生するのは、一部の微生物が蔓延し、それを抑える微生物が減ってしまっているからです。

植物の代謝物は、微生物のえさとなりますが、その代謝物が偏ると、微生物層も偏ってしまいます。
そういう時は微生物環境を整えることで解決します。

一番のお勧めは「トーマスくん」という微生物資材。

トーマスくんには60種類もの土壌混在菌が含まれていて、これを施用することで土壌内の微生物環境を整えます。余分な代謝物もきれいに消化。

微生物同士がバランスよく拮抗している環境では、仮に病害を引き起こす菌が発生しても、それを抑える菌が居りますので、病害に発展することがありません。

ぜひ、土壌内の微生物環境に目を配ってみてください。

消毒(クロピク、DD剤など)ですべての微生物を壊滅させる方法もありますが、悪玉菌だけでなく善玉菌も死滅させてしまいますので、今や時代遅れといえます。

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※トーマスくんを使うときは必ず有機物(たい肥、腐葉土など)を投入してください。
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