ダイコン、イモ類、タマネギ類、しょうが類は根が肥大することで収量を確保できます。
なので、如何に肥大させるかが決め手となります。
根菜といっても実際には根だけではなく、地下茎(ジャガイモ類)や葉(鱗茎=タマネギ類)であったりしますが、いずれもカリウムが重要になります。
カリウムは細胞壁の浸透圧をコントロールし、代謝を促します。
また、徒長を防ぎ、茎を強固にしっかりさせ、病虫害から植物を守ります。
カリウムは自然に補給されることが少ない肥料成分ですので、元肥には必ず使ってください。カリウムを強化した資材で根菜の肥培を促進させましょう。
カリウム豊富で、肥培が効果的な資材を以下に紹介します。
◆豆・芋用有機化成肥料(N5-P10-K12-Mg2)【2kg】【20kg】
窒素成分を抑えた、低度有機化成肥料です。徒長を抑え芋類、豆類、根菜の肥培に最適な肥料です。有機配合で作物のうま味を向上させ、マグネシウム、モリブデンが健全な作物づくりに役立ちます。元肥、追肥両方に使えます。
◆肥大力K|肥大促進カリウム葉面散布肥料【2kg】【20kg】
カリウム肥料は地面に撒くのが多いですが、肥大力Kは葉面散布できるカリウム肥料です。さつまいもやジャガイモ、タマネギは玉の肥大が期待できます。カリウムは生育初期から生育後期まで必須のミネラルであり、作物の肥大に欠かす事ができない栄養成分ですが、問題は水に溶けやすく簡単に流失することです。「肥大力K」はカリウムが即座に葉面から吸収されることにより、最もカリウムが必要な肥大期に驚きの効果を発揮します。
◆緩効性大粒有機化成肥料(N10-P12-K10-Mg2)【2kg】【20kg】
レンコン栽培に適した、大粒の高度化成肥料です。化成肥料でありながら持続性があります。水中でも持続的に効きますので水生植物の肥料としても最適です。カリウムのみならずマグネシウムも強化。収量増大、品質向上に貢献します。
安価でお手軽なカリウム肥料-粒状のパームアッシュです。パームとは油ヤシのこと。この油ヤシの搾りかすを焼成した粒状のカリウム肥料です。リン酸も多量に含まれており、豆類、イモ類に向く肥大効果のある肥料です。
昔ながらの草木灰。その昔、カリウムは草木灰から発見されました。強アルカリですので殺菌力もあります。芋の植え付け時、切り口にまぶして腐敗防止にも。純植物性で含まれるカリウムは炭酸カリウムです。
◆粒状-硫酸加里50(硫酸カリウム)【800g】【20kg】
芋の肥大にはカリウム肥料が欠かせませんが、塩化カリを使うと繊維質が増えてしまいます。そんなときは硫酸カリを使うことで、繊維質のないおいしいお芋が収穫できます。
【ご参考】
◆芋の種類
【根が肥大するもの】
《塊根》
サツマイモ (ナス目ヒルガオ科サツマイモ属)
尼いも(尼崎市特産)
キャッサバ (フウロソウ目トウダイグサ科イモノキ属) タピオカ原料
【地下茎=茎が地下で肥大するもの】
《塊茎》
ジャガイモ (ナス目ナス科ナス属)
キクイモ (キク目キク科ヒマワリ属)
アピオス (マメ目マメ科ホドイモ属)
《球茎》
タロイモ類 (サトイモ目サトイモ科サトイモ属)
サトイモ
コンニャクイモ (サトイモ目サトイモ科コンニャク属)
【その他】
《担根体》
ヤムイモ類 (ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属)
ナガイモ 長芋
ヤマノイモ 山芋