地球全体(マントルまで含む)に存在する元素の割合を重量パーセントで表すと、鉄が34.63%と第1位となり、これに酸素(29.50%)、ケイ素(15.20%)、マグネシウム(12.70%)と続きます。
地球上の生物はこれらの身近にある元素をうまく使って、化学反応を起こし、エネルギーを得て命を繋いでいます。
そこら辺に豊富にあるものをうまく使っているところが何とも合理的。
さて、上記の鉄、酸素、ケイ素、マグネシウム、と聞いてピンときたでしょうか?
そうです。
これらは植物にとって必須の要素です。
どれが欠けても育ちません。
というか、これらを使って進化してきたのですから当たり前です。
中でも「鉄=Fe=アイアン」これは一番大事かもしれません。
何故大事か?
鉄は他の金属と反応しやすく、そのため生化学の過程で媒体として働いてくれるからです。
植物は光合成(炭酸同化作用)でエネルギーを得ます。
#光合成とは?=生物が二酸化炭素を吸収して有機物を合成する生理作用。光エネルギーを化学エネルギーに変換する生化学反応のこと。
光合成に必要なのが、葉緑素です。
葉緑素は、植物や藻類などに含まれる緑色の天然色素で、クロロフィルとも呼ばれています。
ところが、植物の生育を見ていると、葉が段々黄色くなり、葉脈が目立ってきたりすることがあります。そして元気がなくなっている。
これはクロロフィルが合成できず不足している兆候です。
こんな時は、葉緑素を合成す材料となるものを補給しましょう。
まず葉緑素の生成過程で必要なのが
・グルタミン酸(アミノ酸)
そして次に必要なのが
・アミノレブリン酸
骨格となる
・マグネシウム
も必要です。
そしてこれらに負けず一番必要なのが鉄です。
鉄は葉緑素の生成過程で連携役を果たします。
材料があっても鉄が無いとうまく合成できません。
アミノ酸、マグネシウム、鉄。
これらを補給することで、葉緑素を生成し、活発な光合成を促進することができます。
今の時期(6-7月)、雨が多くて、曇天が多くて、なかなか光合成ができません。
光合成ができないと植物の生長が止まってしまいます。
アミノ酸、マグネシウム、鉄を与えて、乗り切りましょう!
◎光合成を促進し、長雨、曇天による収量不足を回避する資材
◆テカミンマックス(Tecamin Max)【1.2kg】窒素7%-アミノ酸14%|グルタミン酸・核酸系肥料|味の素株式会社
◆5-アミノレブリン酸を補給 ALA MAGIC 特急(14-5-9)【5kg】[葉面散布・潅水用ALA入り肥料]