ここのところ、たまごや商店では「硫酸カリ51」がバカ売れです。
どこかでバズっているようで、用途はいずれもアクアリウム
#バズる=SNSなどでコンテンツが口コミで爆発的に広がること
アクアリウムといっても魚主体ではなく、水草を主体に趣味にしている人たちです。
水草用の肥料を探している様子。
水草も地上の植物と同じように肥料成分は必要です。
肥料成分といえば窒素 N-りん酸 P-カリ K です。
水草を青々と育てるには、特にカリ K が重要。
光が届きにくい水中でも光合成を助けるのがカリ肥料だからです。
水草にカリ肥料が必要というのは結構昔から言われており、炭酸カリウムがよく使われていました。
炭酸カリウムは、炭素とカリウムの結合化合物。
水中で溶け、カリウムと炭酸に分離します。
カリウムは水草に吸収され、炭酸(二酸化炭素)は水草の炭酸同化作用(光合成)に貢献します。
まさに理にかなった肥料なのですが、唯一の難点がpHが高いこと。
炭酸カリウムの水溶液はpHは11もあります。高アルカリ資材なんですね。
炭酸カリウムを使うと水質がアルカリに傾くため、同居しているエビや魚に影響します。
そこで登場するのが硫酸カリ51。
#カリウム成分が51%なので「硫酸カリ51」
硫酸カリ51は、硫酸とカリウムの結合化合物。
pHは5.0~8.0程度。
水中で硫酸とカリウムに分離し、カリウムは肥料となります。
残った硫酸根は水質を酸性にしますが、硫酸の成分である硫黄は微量要素肥料にもなります。
どちらかよいかは???です。
両方試してみてはいかがでしょうか?
◆ポイント
1.カリウムと炭酸ガスを供給するなら炭酸カリウム
◆[粉末] 炭酸カリウム【800g】実験・試作・農業・園芸・肥料原料用
2.カリウムと硫黄を供給するなら硫酸カリウム
◆水耕栽培用・硫酸カリ【800g】水溶性加里51%・完全溶解タイプ