[450]水切れにご注意《夏対策》

長期予報では今年の夏も暑そうですね。

人間も、犬も猫も大変ですが、同様に植物も暑い夏は大変です。

鉢植えの植物は用土の保水量が限られていますので、水切れを起こして、直射日光であぶられたらひとたまりもありません。

そんな時に配慮しなければならないの、用土の保水力です。

【保水力を高める】

最近の培養土はピートモスを多く使っていることが多いです。
ピートモスは湿潤しているときは保水力はあるのですが、一旦乾くと、今度は撥水力がついて、水を吸収しなくなります。

鉢植えをカラカラに乾かしてしまうと、底から流れるくらいに水をやっても、中に乾いたままの部分が残り、頻繁に水やりが必要になります。
こうなるととても面倒です。#よくあるパターンです。

サイマトEZの仕組み

ピートモスの撥水力を減じ、親水力を回復する資材があります。
これを使いましょう。

サイマトEZ

サイマトEZ(イージー)|撥水防止|土壌水分コントロール剤|親水剤【1L】

サイマトEZはピートモス、バークなどの培養土の撥水を抑え、浸透を改善し、土壌中の水分分布を均一にする培養土専用界面活性剤です。

鉢中の保水力が十分に回復すれば、水切れを起こすリスクも軽減し、水やり回数も減らすことができます。これは夏対策として、必須と思います。

【保水量を高める】

親水剤を使って、十分に保水力を高める方法のほかに「保水量」を高める方法もあります。
水分の絶対量を増やす方法です。

使うのは保水材。
紙おむつなどに使われている高分子ポリマーの保水材で、園芸農業用に使えるものがあります。

クロレラの恵み 土の保水剤【80g】

「クロレラの恵み土の保水剤」は高吸水性ポリマーに水とクロレラエキスを配合したジェル状の保水材。高吸水性ポリマーが多量の水を保持し土の乾燥状態によって放水、吸水を行います。

この資材は土に混ぜ込んで使用します。
クロレラエキスを含んでいるので、微量要素の栄養補給も同時にできる優れもの。

スーパーソーブ

スーパーソーブ-C(SuperSorb-C)【粗粒】土壌専用高分子保水材【2kg】

こちらは業務用の保水材です。。

緑化事業などで使われている環境緑化用のプロ用土壌保水材です。
園芸用土の製造メーカーでも入れているところがあります。
また、ギフト用の寄せ植え製造メーカーでは、作った寄せ植えが売場で劣化しないよう、事前に用土に混和し使っています。
植物が水が足りているときは、自重の150-200倍の水を吸収し、植物に必要な時に備えて水タンクよろしく蓄積します。

ポイント

1.培養土に『親水剤』を使用し、鉢中全体の『保水力』を高める
2.培養土に『保水材』を添加し、鉢中全体の『保水量』を高める

暑い夏を乗り切りましょう!

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