[436]微生物は「菌群」となって初めて活躍する
~トーマス菌のハナシ~
トーマスというと「機関車トーマス」を思い浮かべる人が多いと思いますが、私が言うトーマスといえば、トーマス菌のこと。
正確には「アープ・トーマス・オルガ菌」といいます。
略してETO菌(イーティーオー)ともいいます。
トーマス菌が配合された微生物資材が「トーマスくん」です。
トーマス菌はトーマス菌という単独菌がいるわけではなく、様々な菌が集まって菌群をなしているといった状態です。
菌(微生物)は小さな体しかありません。
その小さな体で、いろいろな代謝はできないのです。
そこで、いろいろな菌が集まって、それぞれの老廃物を餌にしながら次の代謝へと引き継いでいるのです。
A菌が活動⇒Aの老廃物が産出⇒その老廃物を餌にB菌が活動⇒B菌の老廃物が産出⇒それを餌にC菌が活動⇒…こんな感じの世界が微生物の世界です。
したがって土壌の中もこういった微生物層が形成されていることが大事。
有機物を餌にいろいろな微生物が連携して活動し、良い土壌を作ります。
一つの微生物では何もできません。
「トーマスくん」はトーマス菌群をたっぷり含んだ微生物資材です。
微生物の種類は好気性、嫌気性併せて60種類も含んでいます。
これを有機物とともに土壌に撒くと、有機物を餌に菌群の微生物が次々と活動し、土壌を豊かにします。
「肥料を与えているのにうまく育たない。」
そう感じている場合、もしかしたら微生物がいないかもしれません。
あるいは種類が少ない?
そういうときは、いったん肥料を与えるのをやめて、トーマスくんを与えてみてください。
次作は見違えるようになるはずです。
トーマスくんは土づくり資材なので、効果が出るまで多少時間がかかります。
定植前2週間の養生期間は欲しいところ。
4月5月にはいろいろな苗が出回ってきますが、その前に、トーマスくんで土づくり。
やってみて!!
◆トーマス菌ペアセット(トーマスくん1L+穂宝源1L)
一緒に、海藻源肥を使うとより効果的です。
◆海藻源肥【15kg】「ETO菌(トーマスくん)と併用する特殊活性肥料(海藻・カニガラ入り堆肥)」