小動物を飼ってらっしゃるかたは、乾燥のチモシー牧草を与えていることが多いと思います。
ウサギやモルモットなど嗜好性も高く、小動物全般にチモシーがダントツ人気です。
しかし市販の乾燥牧草は輸入物が多く、その栽培において安全が担保されているかはじつのところ不明です。
そこで安全に牧草を与えたいということで、自分で牧草を栽培したいというかたが増えています。
チモシーも牧草の種として販売されています。
この種を使えば、どなたでも安全で新鮮な生牧草を与えることができます。
ところがですね、このチモシーは寒冷地向きの草種なので、関東以西、西日本、九州、沖縄では栽培が難しい。
耐暑性が乏しいため夏越しができないのです。
そこでお勧めなのが、バヒアグラスです。
~バヒアグラス(Bahia grass)~
Bahia はバイーアとも読み、ブラジルのバイーア州がその語源でしょうか。
ブラジル原産なので、暑さには強い。
バヒアグラスは和名「アメリカスズメノヒエ」ともいいイネ科のヒエです。
日本では帰化植物として定着しています。
バヒアグラスは特に耐蹄傷性(踏んでも大丈夫)が高いので、放牧に向き、草丈は30~60cmですが、短く刈り込めば、芝地・緑地としても利用可能です。
匍匐性のある多年草なので、通年緑化にも向き再生力旺盛で永続性があり放牧向きの草種です。
温暖地牧草としては耐陰性(日当たりが悪くても生育する)もあり、貴重な牧草となっております。
薬剤はもちろん無処理。小動物に与えても安心です。出穂させて結実させれば鳥の餌にもなります。
あまりメジャーではありませんが、有用性の高いバヒアグラスをお試しになってみてはいかがでしょうか?
※温暖地向き
◆バヒアグラス【100g/25平方m分】暖地型牧草|緑肥
※寒冷地向き
◆チモシーのタネ|生牧草・ペット・実験栽培用【100g】