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[429]有機栽培に使える微量要素肥料は?

窒素・りん酸・加里以外に必要なものといえば微量要素。
その微量要素成分だけを配合した肥料があります。

例えば「微量要素8」や「OATハウス5号」などのオールインワンスタイルの肥料があります。

※微量要素8は粒状肥料でそのままパラパラまくだけ
※OATハウス5号は水に溶かして散布する肥料

養液栽培用微量要素補給肥料「大塚ハウス5号」

しかし、これらの配合肥料は便利ですけど有機栽培には適しません。
なぜなら、これらは化学肥料だからです。

微量要素の各成分は、硫酸マグネシウム、ホウ酸、硫酸マンガン、EDTA鉄、硫酸銅、硫酸亜鉛などですが、肥料に使われる場合、ほとんどは化学合成品なのです。
合成技術により純度が高く製造でき、一つ一つ分離できているから必要な分量を配合できるということになります。

有機栽培の基本は「化学処理をしていないもの」。
つまり、天然素材を原料として由来するものを使わなければなりません。

オールインワンスタイルで配合しているものは有機JAS栽培には使えないので、それぞれ要素を探す必要がありますが、これは実際至難の業です。

そこでお勧めしたいのが海藻粉末です。

海藻粉末

海藻粉末は海の微量要素(ミネラル)そのものです。
ほとんどの微量要素を網羅している優れた資材です。
海藻粉末は有機JASにも適合する資材で安心安全、売れている資材です。

北欧産海藻粉末|アスコ・シーグリーン【25kg】海のミネラルで品質向上【有機JAS適合資材】
有機JAS栽培にはこだわらないけど、有機資材を使いたいという場合は、海藻のエキスをお勧めします。

海藻のエキスは「海のミネラル(微量要素)をそのまま濃縮」していますので、効果が眼に見えると人気の商品です。微量要素にお悩みの場合は、まず海藻のエキスを使うことをおススメします。

海藻のエキス【100g】(ノルウェー産)
※海藻のエキスは有機栽培に使えますが【有機JAS栽培】には使えません。
※海藻粉末は【有機JAS適合資材】です。

化学合成品複合肥料でも良いという場合には、OATハウス5号をお勧めします。水耕栽培用ですので必要な微量要素は網羅されている製品です。水に溶かして使います。

OATハウス5号|養液栽培用(6-0-9)|微量要素入り肥料【1kg】
畑にぱらぱら播くだけでよいのがいい、ということであれば、顆粒状の微量要素8やスーパー微量要素プラスが合致すると思います。

微量要素8
スーパー微量要素プラス

【ご注意】
有機栽培…有機素材を主体に使って栽培すること
有機JAS栽培…認証機関の認証を受けながら有機栽培を行うこと
※それぞれ別物なので注意してください。

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