[412]土壌消毒の方法
収穫後、次作に向けて病虫害が出ないよう、土壌を消毒することが多く行われています。
一昔前は、消石灰を撒いて、消毒する方法が一般的でした。
消石灰は強アルカリなので、タンパク質を強力に分解します。
タンパク質でできているカビ菌や細菌、小昆虫に効果があります。
しかし、一方で土壌のpH(酸度=ペーハー)は上がります。
※酸度が上がる=ペーハーが高くなる=アルカリ度が強くなる
一度上がったpHはそのままでは戻りませんので、イオウやクエン酸などの酸や酸度調整剤を撒いて下げる必要があります。
土壌のアルカリ度が高いと、肥料も効かなくなります。
またアルカリ度が強い土壌は、肥料を固定化している場合もあります。
肥料を与えているのに「なんか効かないな?」と思っている方は、毎年消石灰を撒いていないでしょうか?
消石灰を使う方法は前時代的であり、あまりお勧めできません。
あと農薬を使う方法もありますが、いずれも劇薬であり有機栽培には程遠いもので、お勧めできません。
土壌消毒は以下の方法がお勧めです。
いずれも環境に優しい方法です。
ぜひ、ご検討なさってください。
◆エコロジアールを使う方法
[250]エタノールを使った土壌還元消毒
◆微生物「トーマス菌」を使う方法
[232]トマトの青枯れ病対策
[359]センチュウ捕食菌
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