液体肥料はいろいろあります。
窒素、りん酸、加里の成分量が4-4-4とか6-3-3とか表示されています。
※4-4-4とかの表示は%です。例:100g中、窒素4g、りん酸4g、加里4g。
これらの成分は必須の多量要素ですので、まー含まれていて当然です。
肥料登録もされているわけですから。
※成分が低いと肥料登録できない。
しかし、植物はこの多量要素だけでは育ちません。
人間でもご飯とお肉だけでは生きていけないのと同じで、その他の要素(ビタミン、ミネラルなど)が必要です。
植物も同様で微量要素が不足すると病気になります。
なので、必須の多量要素肥料とは別に微量要素肥料を与える必要が出てくるわけです。
しかし、これはちょっと面倒。
多量要素と一緒に、微量要素も与えることができる肥料はないのか?
あります!!
アミノール化学の東洋蘭液肥です。
※このアミノール化学究所は結構マニアックで良い製品を作っているメーカーで私は好きな製造メーカーです。
でもこれって、東洋蘭専用なんでしょ??
いやいや、そんなことはなくなんにでも使える便利な肥料なんです。
東洋蘭はその自生地の地力に依存する植物。
ちょっと気難しいです。
普通の肥料では東洋蘭には強すぎたりします。
そんな東洋蘭に最適な成分を研究されて作られた肥料なのですが、副次的にすべての植物にも使える安全な肥料となっております。
含まれる成分はチッソ、リン酸、カリのほか…
・葉緑素を増し光合成を高める「マグネシウム」
・細胞分裂をつかさどる「ほう素」
・酸化、還元機能をよくする「マンガン」
・葉緑素を構成し根の保護をする「鉄」
・タンパク質の合成を助ける「亜鉛」
・呼吸作用に関係する「銅」
・植物体内の生理を調節する「モリブデン」
・花の発色に関わる「コバルト」や「ニッケル」
足りないとすれば、あとはカルシウムくらいです。
カルシウムはほかの成分(特にりん酸)と混ざると沈殿して効かなくなるので別途与えましょう。
名前の割には「超絶スーパー」な東洋蘭液肥。
常備していると便利な肥料です。
ぜひ使ってみてください。