たまごや商店では有機JAS栽培に使える肥料を資材証明書付きで販売しております。
有機JAS適合資材とは農水省の定める有機JAS規格に使用可能な肥料及び土壌改良資材をいいます。
具体的には、天然物に由来するもので化学的処理を行っていないもの、化学的合成物質が添加されていないもの、等なものが該当します。
たとえば、
・天然産出する岩石をそのまま砕いたもの…ゼオライト、医王元素
・天然に産出する海藻を乾燥し、粉砕粉末にしたもの…海藻粉末
・山から採取した落ち葉を自然発酵させたもの…腐葉土
などがあります。
これらは有機JASに適合する資材です。
天然に産出する資材であれば有機JASに使えるわけなのですが、面倒なのはそれを証明しなければならないこと。
有機JASには認証機関があってそこを通過しなければならないので、証明書が必要なわけです。
証明書はメーカーでしか作れないので、メーカーの手を煩わすことになります。
実際「そんな面倒な証明書なんか出せるか」と一喝されるところもあります。
そりゃそうです。
一袋の利益が何十円ほどの資材にそんな手間をかけられるわけありません。
認証機関も強面が多く、また認証機関によってさじ加減がまちまちです。
農水省が決めた手順で認証するのに?です。
それで一番困るのが、有機JAS栽培をされている農家さん。
認証機関でアレだめコレだめ、で疲弊しきっています。
このあたりの事情を考えないで、突き進んでいくのが現状の農業行政です。
私個人の見解では「有機JAS栽培」はやめたほうがいいと思います。
疲れるだけですし、有機JASに適合しなくても、安全で美味しい有機栽培は可能だからです。
さて、ハナシがそれましたが、有機JAS栽培をされているかたから質問が多いのが「有機JASに使える液体肥料は無いか?」です。
土壌作りや定植時に使う元肥や土壌改良剤はたくさんあるのですが、追肥に使えるものが少なく、それを探してらっしゃる。
有機素材の固形肥料は分解に時間がかかるため、即効性に問題があります。
そこで即効性のある液体肥料が求められるのですが、有機JASに適合する液体肥料は非常に少ないです。
主なものでは以下がお勧めです。
◆かつおエキス(N6-P0-K0)【20kg】窒素6%保証
◆サトウキビのちから水オーガニック(N1-P0-K5)【20kg】