[374]アルギン酸とアルギニン
当店の人気商品「海藻のエキス」
この海藻のエキスを希釈して植物に葉面散布すると、翌日にも効果が目視できる、といわれます。
それほど凄い効果の海藻のエキスですが、その中に含まれる成分として「アルギン酸」と「アルギニン」があります。
アルギン酸とアルギニン。
似ていますが、別物です。
◆アルギン酸…化学式:(C6H8O6)n(炭素+水素+酸素:炭水化物)
アルギン酸はワカメや昆布に含まれる水溶性食物繊維で、酸性の炭水化物(多糖類)です。フコイダンと同じく増粘剤などに添加物として利用されます。
農業園芸では、糖鎖(分子のつながり)が短いので移動しやすく、他のミネラルイオンと結合しやすくなっており、そのおかげでミネラルの吸収および土壌の団粒構造形成や土壌保水性を改善して、植物の生育に寄与しています。
◆アルギニン…化学式:C6H14N4O2(炭素+水素+窒素+酸素:窒素化合物=タンパク質)
アルギニンはタンパク質を構成するアミノ酸の一種です。
アミノ酸はタンパク質を合成するのに必要な窒素を持っています。窒素単体より分子が集まっているので、より速くタンパク質を合成します。
植物の生育においてもそれは顕著で特にアルギニンの効果はダントツです。
タンパク質合成もスムーズに行くため組織が健全性を保っていられるためと考えられます。
海藻のエキスはミネラルも豊富なので、アルギン酸がそれを素早く植物体内に届けます。同時にアルギニンが細胞の生成を促進し、眼に見えるほどの生長を見せるのでしょう。
海藻のエキスは健全な育成を促しますので、病害や虫害にも強くなります。
また、異常気象による、台風被害、長雨被害、冷害などにも強くなります。
農家の人たちには欠かせない資材、それが海藻のエキスです。
◆ご参考
海藻のエキスに含まれるアルギン酸とアルギニン
アルギニン:2500 mg/kg
アルギン酸:22~30%
◆海藻のエキス【100g】(ノルウェー産)
◆カルシウム海藻エキス【1L】微量要素とカルシウムも補給