お客様より質問をいただきました。
>センチュウ対策にクロタラリアを検討しています。クロタラリアを播種した場合、その年はクロタラリアのみで、野菜の作付けは翌年以降にすべきでしょうか?
クロタラリアは春夏播きの緑肥で、新タネは4月~5月に入荷します。
2月には入荷量や価格が決まりますので、それ以降のご注文であれば、新タネのお届けとなります。今現在の10月でも販売はしておりますが、播くのは翌年春以降ですので、その時期にお買い求めになるほうがよろしいです。
クロタラリアをセンチュウ対策に使う場合ですが、センチュウ密度を低減するために利用する場合は『栽培期間は長いほどいい』です。
次作の作物にもよりますが、春夏はクロタラリアのみにして、9月以降次作作物にすればよろしいかと思います。
ご注意としては、クロタラリアは緑肥としては頑強で鋤きこみなどに馬力のある耕運機が必要です。
またセンチュウ密度を減らす効果はありますが、退治はできません。
家庭菜園など耕運機が使えない場合は、クロタラリアよりも扱いやすいエンバク類をお勧めします。
なお、センチュウがはびこるのは、農薬と化学肥料を多用した結果そうなることが多いのです。拮抗する生物相、微生物層が無くなってしまった結果です。したがって、土壌を作りこみ、生物相を復活させることで、センチュウ被害はなくせます。
土壌内環境を整備すれば、センチュウが発生してもそれを抑える生物が働きます。海藻源肥やアンナプルナなどの微生物資材を使ってみてください。