昔、「完全なる結婚」というのがありましたね?
今日は「結婚」ではなく「完全なる有機種子」の話です。
有機種子とは?
- 農薬・化学肥料を使用しないで栽培された
- 採取後の種に消毒はしない
- 遺伝子組換を行わない
種子のことです。
有機認証の中でも厳しいとされる「ヨーロッパ有機認証」を取得した有機種子です。
※2020年6月追記
日本での「ヨーロッパ有機認証」はされなくなりましたので、メーカー(輸入元)が独自の宣言を行うようになりました。
有機種子自体の仕様変更はありません。
日本ではまだここまでの制度はなく、これからの課題とされています。
日本の種子は…?
日本でも「有機JAS栽培」という制度があります。
これは、播種する前の土壌の状態から収穫まで、厳しい資材使用制約の元で栽培された作物が、晴れて有機JAS認証となるものですが、その種子については特に制約がなく、例えばその種子を収穫されるまでに農薬が使われたとしても「問題なし」となるのです。
ヨーロッパの有機栽培は、「播種前の種子も有機であること」が求められます。
そのヨーロッパの有機栽培に合致するのが「有機種子」です。
いわば「完全なる有機種子」。
よく問合せがあります。
問い:「この種子は採取されるまでの過程で農薬や化学肥料は使われていますか?」
答え:「農薬も化学肥料も使われて栽培された種子です」
日本で栽培されているものならば、追跡もできますが、種子のほとんどは輸入のため、なかなかそこまで追跡できないのが実情です。
また、追跡できたとしても、そのほとんどが収穫量を増やすために農薬や化学肥料を使って栽培しているのがほとんどです。
もし、とことん有機栽培にこだわるのであれば、このヨーロッパでも認証された「有機種子」を使ってみてはいかがでしょうか?
昨今トレンドのこだわりのレストランに納める多種少量栽培の農家さんにはうってつけの種子です。
レストランとしても「タネの採取まで有機なんですよ」というシェフのキャッチフレーズも使えるようになります。
私も今年、黒丸大根を栽培してみました。
生食で美味しくいただきましたが、黒い姿と相まってイタリアンリストランテで提供したら最高と思います。
ぜひ!
◆有機種子 黒丸大根
ブラックスパニッシュラウンド【大袋1dl】
※播き時:春 3月~4月、秋 9月~10月