アーバスキュラー菌根(またはアーバスキュラー菌根菌)。
聞いたことあるでしょうか?
これは以前、VA菌根といわれていたものですが、学名(Vesicular-Arbuscular Mycorrhiza)の嚢状体(Vesicular)が見られない種類もあることから、現在ではアーバスキュラー菌根と呼ばれるようになっています。
※略称「AM」
ところで、夏の景観や迷路などでおなじみのひまわり。
じつは本来の目的は緑肥なのですが、このひまわりは緑肥としてだけではなく、アーバスキュラー菌根菌の密度を高めて後作のリン酸吸収を促進する効果があります。
アーバスキュラー菌根菌はほとんどすべての陸生植物の根に共生しているカビ菌の一種です。というよりキノコの近種です。
アーバスキュラー菌根菌は植物の根に共生しブドウ糖などの炭水化物を頂戴します。
お礼に、自らの菌糸を伸ばして、根から離れたところにあるリン酸を吸収し、それを親の植物に供給します。
まさに共生。
ひまわりはこのアーバスキュラー菌根菌の宿主なので、栽培するとその土壌にアーバスキュラー菌根菌密度が増えます。
これが後作の作物にも共生しやすくなり、同じくリン酸の吸収を高める効果が見込めます。
リン酸吸収効果高まり→健康に生長→収量増加あるいは品質向上!
さて、ひまわりの種でも播きましょうか?
◆【緑肥用】ヒマワリ《ハイブリッドサンフラワー》草丈150cm|景観形成【200g】
◆その他の菌根菌資材
マイコジェル(MYCOGEL)高濃度菌根菌(ゲル状)250ml、500ml