バラの香りを強くしたいという、お問い合わせがありました。
1.買ったバラの香りが弱いのか?
2.去年は香りが強かったのに、今年は弱いのか?
状況によりどうなのかはわかりませんが、1の場合は、バラの香りは品種によるもなので、香らないバラはどうやっても香ることはありません。
香りの強いダマスク系、強香系のバラを別途買い足してください。
2の場合は生育環境によると思います。
香る品種のバラなのですから、香らないのは何か原因があります。
バラの香りの目的は、受粉して種を付けるために虫を誘引することにあります。
十分に生育して種子を持つに値する体力がまず必要です。
しっかりと充実した株に育てることがまず先決でしょう。
次に、十分に健全生育しているのに香りが弱いと感じるとき。
これは花が咲いている環境によるかとも思います。
バラの香りは揮発性の物質が蒸散して香りと感じます。
なので、風の無い日、曇りの日、蒸散に必要な気温などが必要と考えられます。
逆に湿度が高いと蒸散しにくいので香りが弱くなるかもしれません。
ところで、有機肥料で香りは強くなる、ということを聞いた事があります。
本当でしょうか?
香りは肥料で左右されるものではないと思います。
ですが、バラの株を「香りの元」の生産工場として考えるならば、美味しいご飯である有機肥料を食べていれば、生産効率も上がるかもしれませんね。
バラ愛好家の方はぜひ有機肥料で香りが強くなるか、実験してみてください。
お勧めは、魚系動物質の有機肥料、りん酸多めでマグネシウムも配合したフィッシュヒーローです。