肥料や活力剤の成分としてコリンが注目されています。
◇コリンとは?
コリン(corrin)はビタミン12の核となる物質で、誘導や還元などの作用を担う物質です。栄養食品などでも添加されています。
化学式:C19H22N4
※炭素と水素と窒素の化合物
・動物では神経伝達物質
・植物ではりん酸塩、硫酸塩の輸送、光合成促進作用
◇農業園芸分野でも注目
コリンは植物への浸透移行性に優れているため、配合することにより一緒に肥料成分を運んでくれる性質があります。
植物にとって細胞の骨格を作る大事な成分でであるカルシウム。
しかしカルシウムは移動しにくく、なかなか効かせるのが難しい成分です。
そこで、登場するのがコリン。
移動がすばやいコリンを一緒に配合することで、すばやくカルシウムを効かせることができます。
コリンは茎や根の先端などの生長点にすばやく行き渡り、同時にカルシウムなどの成分を届けます。
コリンを配合することで…
・葉や茎にすばやくいきわたる
・果実など生長盛んな若い組織に速やかにいきわたる
・根の生長点にいきわたり根張りをよくする
・その結果、果実の充実、根塊の充実
カルシウムや必要な成分が、与えているのに効かないとお嘆きのかたは「コリン」に注目してみてはいかがでしょうか?
◎コリン含有のお勧めの資材
◆ハイポネックス|リキダス【800ml】【10kg】
コリンとフルボ酸とアミノ酸を独自配合。うすめて使うだけで植物のパワーを最大限引き出します。不足しがちな必須微量ミネラルをバランス良く供給。
◆宝水カル(即効性カルシウム液肥)【1リットル】
宝水カルに含まれるカルシウムは水溶性が高く、またコリンがその運搬を行う為、速効性カルシウムの肥効が発揮されます。また果実への汚れなども少なく、使用しやすいカルシウム資材です。