[335]市販の用土をカスタマイズして使う
『園芸用の用土を自分で作りたいが、どうしたらよいか?』
という質問をいただくことがあります。
用土は植える植物によって異なるので一概には言えませんが、しかし自分で作るのも大変です。
そこで、市販の用土を使って、それをカスタマイズすることで植物に合わせるのが意外とおススメです。
当店でお勧めななのが「バラの土」です。
14L入りと5L入りがあります。
バラに最適な配合となっております。
「バラの土」の原料は赤玉土主体+フミン酸入り完熟堆肥+牛ふん堆肥+腐葉土+、ゼオライト+肥料成分としてバットグアノ少々。
日本国内製造の安心用土です。
「バラの土」はpHが6.5~7.0とほ中性なのでほとんどの植物に使えますが、植える植物によってカスタマイズします。
◆つつじ類を植える場合。
つつじ類は酸性土壌を好むので、無調整のピートモスを加えるか、ピートモスでは湿りすぎる場合は鹿沼土を加えます。
無調整ピートモスも鹿沼土も酸性土壌ですので、酸性に傾きます。
◆逆に、アルカリ性を好む植物を植える場合。
というかアルカリを好む植物というのはあまり見当たりませんが、土壌をアルカリにするには石灰を加えればよろしいです。
※ヨーロッパ原産の植物は石灰岩に自生しているものも多くあり、そういった植物はアルカリを好むかもしれません。
例:ブドウやクリスマスローズ
◆水持ちをよくする場合
水持ちをよくする場合は、ピートモスや堆肥を加えると良くなります。
◆水はけをよくする場合
水はけをよくする場合は、パーライトや赤玉土の中粒を加えます。
◆軽くしたい
ハンギング用に軽くしたい場合があります。その場合はバーミキュライトやパーライトを混合すると軽い用土ができます。
市販の園芸用土にはピンからキリまでありますが、当店の「バラの土」は高品質でお勧めです。
なお、園芸用土は配合した時点で一番良い状態ですので、あまり古くなった用土は性能が落ちますので注意してください。