[322]たかが鶏ふん、されど鶏ふん

日本において鶏ふんの利用な結構大昔から行われてきたようです。

農家さんの家には必ず鶏がいて、卵を産み、それを食す。
鶏は糞をし、それを畑に還元する。
貴重な食料として、また肥料として鶏のような家禽類は農家には欠かせません。

また鶏ふんは牛ふんよりも窒素分が多く、リン酸や加里も含まれ、しかも安価で、手軽に使える窒素肥料として利用されてきました。

しかし、鶏ふんは結構な悪臭があり、そのまま撒くと付近一帯「ぼわーん」として肥料の匂いで充満します。
ま、これが日本の田園特有の懐かしい匂いなのですが、ちょっと近所迷惑。

また、鶏ふんは生に近いものを使用すると病気が出やすく、敬遠する向きもあったりします。使用する場合は、完全に発酵しているものが必須です。

ということで、においが少なく徹底した品質管理のもと製造された完全発酵済み鶏ふんを見つけてきました。
日本ハムの関連会社日本ホワイトファーム社製の鶏ふんです。

◆高品質な肉用養鶏場で製造された安心安全な鶏ふん

養鶏には2種類あります。
一つは採卵のための養鶏。
そしてもう一つは肉用の養鶏です。

採卵用養鶏と肉用の養鶏では飼料が違うんですね。
ということは、排泄される鶏ふんも異なるということです。

採卵用の養鶏に使われる飼料は卵の殻の強度を得るために、牡蠣殻などの炭酸カルシウムを混合します。
肉用の養鶏では、卵殻の強度は必要ないので、生育に必要な分のカルシウムがあれば十分ということになります。

「はまなす有機」を製造している日本ホワイトファームは肉用の養鶏場です。
肉用の養鶏場から出た鶏ふんなので、一般に販売されている鶏ふんよりアルカリ少なめです。
鶏ふんは一般的にアルカリ高めですが、この鶏ふんならその心配はありません。

なにより、日本国内で親鶏から吟味され、大事に養育された日本ホワイトファームの鶏ふんは、衛生的で安心です。日本国内で製造、有機JASに適合する資材です。

使用量の目安は10aあたり野菜栽培で10~30袋(150~450kg)、水稲だと3~5袋(45~75kg)くらいです。

◆発酵鶏糞「はまなす有機-ペレット(N5-P3-K3)有効菌体配合
【15kgx2袋】【有機JAS適合資材】
【15kgx10袋】【有機JAS適合資材】 

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