ステビアを与えると甘みが向上するといいます。
特にイチゴ農家さん、トマト農家さんでは、どうも秘密兵器らしいです(笑)
ステビアはキク科の植物。
その葉や茎などにすでに甘みがあります。
このステビアを粉末にして作物に与えると、その作物が甘くなるというもの。
しかし、ステビアの持つ甘みが、直接作物に移行するわけではありません。
(葉面散布では移行する可能性もありますが)
甘みを仲介するのは、おそらく微生物です。
ステビアに限らず、甘みを向上させることで人気の資材に、サトウキビの肥料があります。
沖縄や奄美では、サトウキビの栽培が盛んですが、その廃棄物となるサトウキビを肥料にしたりしています。
すると作物が甘くなるのですね。
砂糖を作る前段階で発生する副産物、廃糖蜜も肥料にします。
これも甘みを増やします。
ブドウ糖を葉面散布すると、これも甘みを増やします。
いずれも「甘い」資材なので、その成分が移行していると考えるもの無理はないところ。
確かに、辛味成分は植物に移行するので、甘みも移行することがあるかも知れません。
でも、根本的に甘みを作っているのは、微生物です。
人間は甘いものが好きです。
それはエネルギーになるから。
虫も甘いものが好き。
そして微生物も甘いものが好きです。
エネルギー源!
微生物は甘いものを得て、植物を生育させる環境を劇的に活発化させるのです。
土壌の中は、エネルギーを得た微生物であふれています。
結果、植物は活性化し、甘い果実を作るのです。
微生物を劇的に活性化するステビア資材。
試す価値はありそうです。
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