[300]クロタラリアをセンチュウ対策に使う
クロタラリアはマメ科の植物。
根を深く張るので硬盤破砕効果があります。
またマメ科の植物は空中窒素を固定して肥料にもなるので緑肥としても人気の植物です。
このクロタラリアはセンチュウ抑制効果もあります。
クロタラリア属としては「クロタラリア」と「ネマクリーン」がありますが抑制効果が若干異なるので使いわけると便利です。
ネマクリーンは各種ネコブセンチュウ(サツマイモ、ジャワ、アレナリア、キタネコブ)、ミナミネグサレ、ナミイシュクなど多くのセンチュウ種に対し、密度抑制効果があります。
・多くのセンチュウに対応→ネマクリーン
・サツマイモネコブセンチュウに特化対応→クロタラリア
センチュウ抑制効果を狙うには、栽培期間を長く取ることが有効策ですが、花を咲かせるまで育ててしまうと茎が木質化し、鋤きこみが大変になります。
家庭菜園や人力あるいは小型の耕運機しかない場合は、花が咲く前に鋤きこむことをお勧めします。
鋤きこみにくさを承知の上ならば、開花しても放置することで、センチュウ抑制効果は高まります。
なお、クロタラリアは殺虫剤や農薬ではありませんのでセンチュウを殺す作用はありません。あくまでの生息密度を減らすのみです。
クロタラリア、ネマクリーンともに6月まで撒き時です。
センチュウ対策にぜひ使ってみてください。
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