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[298]とうがらし木酢液の使い方

唐辛子のエキスを添加し、熟成させた木酢液があります。

とうがらし木酢液」です。

これは当店で作っていますので、中身が濃いです。

とうがらし木酢液

使っているトウガラシはハバネロ主体に天鷹唐辛子、広西唐辛子です。
唐辛子は中国産ですが、安全を確認の上使用しています。
木酢液は国産の広葉樹を炭にするときに発生する木酢液です。

唐辛子の辛味成分のカプサイシンは殺菌力があり、また害虫や害獣に痛みを与えるので忌避効果がありますが、このトウガラシ木酢液は、忌避効果よりも有用微生物の活性を目的とします。

※忌避効果を期待する場合は「トウガラシエキス」をご検討ください。

とうがらし木酢液の主な用途

・アブラムシ、バラゾウムシ、チュウレンジバチ、バラクキバチなどの対策
・ムカデ、クモ、小動物の忌避および対策

これらは痛みを与える効果です。

木酢液と唐辛子の相乗効果で、そのほかに以下のような効果が期待できます。

・植物の新陳代謝を活発にします
・有用微生物を繁殖させます
・農薬と併用することで薬効を高めます
・土壌改良効果、土壌殺菌効果が期待されます

とうがらし木酢液の使用方法

葉面散布する方法と土壌に散布する方法とがあります。

◎葉面散布

500倍~1000倍に希釈して、2週間おきに適宜散布してください。

◎土壌への散布

土壌改良効果を狙う場合:20~30倍希釈で施用量は希釈液6L/1平方mあたり
土壌殺菌効果を狙う場合:8倍希釈で施用量は希釈液1L/平方mあたり

注意点があります

1.辛味成分カプサイシンは農作物に移行します。特に葉物類に辛味成分が移りますので、収穫前の使用はやめたほうが無難です。

2.噴霧器で背の高さ以上に葉面散布はしないでください。目に入ると激しい痛みを生じます。

用法をよく守って正しくお使いください。

とうがらし木酢液に関するよくあるご質問

【質問】「バチルス菌液」「菌の黒汁」などの菌類はとうがらし木酢液と併用できますか?

【回答】併用できます。
混合する際には、希釈液同士を混合してください。
原液同士を混合すると、殺菌作用で微生物がやられてしまいます。

【質問】木酢液は殺菌作用があるとありますがバチルス菌等も殺菌されてしまいますか?

【回答】木酢液は原液~20倍希釈くらいまでは殺菌作用がありますが、それ以上の100倍~500倍では逆に微生物の活性作用があります。なので、うどん粉病などの対策では濃い濃度で、植物育成では薄く希釈して使います。

【関連資材】

とうがらし木酢液(1L)害虫・害獣忌避
バチルス菌液(1L)納豆菌を配合した植物健全育成剤

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