《サッチ分解にバチルス菌液を使いたいが?》
というご質問をいただきましたので、ここで回答します。
バチルス菌は枯草菌ともいいます。
自然界の枯れ草に好んで付いている菌です。
蒸した大豆を稲藁で包むと発酵して納豆になりますよね。
納豆菌も枯草菌。
だから、稲藁にもともと付いている菌を利用するのです、。
枯れ草に付いて枯れ草を分解するのが枯草菌。
これがバチルス菌です。
なので、サッチ分解には役立ちます。
◆サッチとは?
サッチとは芝生の葉が枯れて、芝生の根元にたまり層になったものです。
芝刈時に発生した刈りカスもサッチになります。
このサッチは、病巣や害虫の住処となるため、除去する作業が必要です。
これをサッチングといいます。
しかし、このサッチングは結構面倒な作業。
できれば省略したい。
そこで、枯れ草を分解促進してくれるバチルス菌液の登場です。
このバチルス菌液500倍希釈液芝生に散布することでサッチ分解を促進します。
500倍希釈とは10ccを5000cc(5L)の水で希釈。
これを5平方mに満遍なく散布します。
撒いた後には保湿が必要ですので、目土を用意しかぶせます。
バチルス菌の最適活動温度は25℃-35℃ですが、5℃の低温でも活動しますので、春先から散布でも効果は見込めます。
散布回数は適宜行ってください。
◆そのほかの方法
施肥をかねてサッチ分解する方法があります。
バチルス菌配合のスーパー土壌っこという肥料を使う方法です。
この肥料にはもともとバチルス菌が入っています。
なので、これを撒くだけでサッチ分解を助けてくれます。
しかも肥料成分も入っていますので、施肥もかねて一石二鳥です。
粒状なので、散布も楽で、持続性があります。
がこの場合も目土はしたほうがいいでしょう。
※某メーカーの「サッチ分解剤」って中身はこれ?じゃないかと思いますが…。
◆裏技
市販の納豆を使う方法。
先ほども申しましたが、納豆に含まれる納豆菌は=バチルス菌です。
市販の納豆を1パックをミキサーにかけ、細かく粉砕したものを水で希釈し、芝生に撒きます。
これもサッチ分解に貢献します。
実際にこれをハウス栽培に利用して健全育成をしている農家さんがいるそうです。
しかも、使う納豆によって効果が違うとか?
バチルス菌奥が深いです。
色々お試しください。
【関連資材】
[バチルス菌配合]スーパー土壌っこ(N3-P4-K1)【20kg】
バチルス菌液[1L] 納豆菌を配合した植物健全育成剤